献血FAQ(よくある質問)

「けんけつ・どっと・こむ」のようなウェブサイトを開設していると、献血評論家(笑)とか、献血ジャーナリスト(笑)をやっているわけではないのに、 いろいろなご質問をいただくことがあります。せっかくなので、よくある(ありそうな)質問をまとめてみました。

赤十字関連

日本赤十字社は国の機関？

日本赤十字社は建前上は国の機関ではありません。国からは独立していることになっています。 法律でも「日本赤十字社の特性にかんがみ、その自主性は、尊重されなければならない。」(日本赤十字社法第3条)となっています。 副社長ポストが厚生労働省の事務次官経験者の天下りのようなことをする場所になっていたり、日本赤十字社法には「第5章 監督及び助成」があり、厚生労働省には逆らえないようになっているのは、 おそらくきっと気のせいでしょう。

日本赤十字社職員は公務員？

日本赤十字社職員は公務員ではありません。悪いことをしたときなどには新聞には、「公務員」でも「会社員」でもなく「団体職員」として載るようです。 ただし、天下りみたいなことをして、大して役に立っていないのに高級取りで、プロパー職員のやる気を削いだりしている元公務員職員や、公務員よりも横柄な職員が各地にいるという話はよく聞きます。 実際、労働組合や、過去に中にいた人も問題視しているようです。

日本赤十字社は北朝鮮に3,000万円も送金したというのは本当？

本当です。国際赤十字から「日本は北朝鮮に3,000万円送金しなさい」と言われたから、その通りにしたそうです。 困っている人たちのためになるなら理解はできますが、テロ国家、人さらい国家の将軍様のふところに入る可能性が大ではないかと思います。 「日赤独自の判断に基づく人道支援」だそうですが、こういうときだけは国からは都合よく独立できるようです。

自分のお金であったり、人様からいただいたお金でも大切なものだと思っていたら、「上から言われたから」なんて理由であんな国にはホイホイと送金しないものだと思いますが、 テロ国家の将軍様を支援したいのか、巻き上げた金だから気軽に使うのか、いずれにせよ困ったものです。「上から言われたから北朝鮮にあげました」という理屈は通りものか大いに疑問です。

なお、血液事業は独立採算なので、血液製剤の売上金を北朝鮮に流しているというのは正しくないかもしれません。 しかし、お金に色はありませんから、本当のところはよくわかりません。

赤十字は困っている人を助けるものでは？

その通りです。国に関係なく困っている人を助けることが理念だったはずです。日本赤十字のウェブサイトにも 「赤十字は「人道・公平・中立・独立・奉仕・単一・世界性」という7つの普遍的な原則のもとに、世界最大のネットワークを駆使し、行動する人道機関です。」とあります。 町内会を使って半ば強制的に集金し、テロ国家、人さらい国家の将軍様に献金をする組織であってはならないはずです。

血液事業のしくみ

赤十字は集めた血をいくらで売っている？

赤十字は血液製剤という「薬品」を製造する医薬品製造業で、医療機関向けの医薬品と同じ流通システムで、医療機関に供給されています。 価格(薬価)はこのあたりをご覧ください。(血液製剤の薬価)

タダで集めて高値転売っておかしくない？

この批判はあまり正しくありません。集めるのにもコストがかかっていますし、検査にも結構なコストがかかっているようです。 日本赤十字社の血液事業は赤字ということになっているようですから、帳簿上は儲かっているわけではありません。

ただし、中で変な無駄遣いをしていたり、無駄な学会をやったり、変な福利厚生があったり、天下りが退職金でおいしい思いをしているなど、余計なコストが上乗せされているという可能性もないとは言えません。 引退したよぼよぼなじーちゃん先生の日給が45,000円というのは適正なのでしょうか。血小板血液製剤の値段は適正なのでしょうか。生暖かくヲチする必要があるでしょう。

献血の実際

200・400・成分、どれが歓迎される？

一般に、200献血はあまり歓迎されないようです。同じコスト・手間で倍の量が取れて、医療機関からの注文が多い400献血が200献血よりも歓迎されます。 200献血しかできない人を追い返すところ、嫌みったらしく説教をして400献血に転向させようとするところ、200献血をすると柱の陰で陰口を叩く陰湿なところなどもありますが、 200献血でも十分ありがたいという血液センターがあるのもまた事実のようです。

成分か400かは状況によりけりです。一般には、400よりは成分、成分の中でも血漿よりは血小板が喜ばれる傾向もあるようですが、 「赤血球の在庫が足らないから400をしてほしい」「血小板は今日の予定は間に合ったから血漿をしてほしい」など、そのときの状況次第というのが実際のところのようです。

200mL献血をさせない血液センターはどこ？

神奈川・京都・九州(特に福岡・佐賀)は特に有名です。東京や最近では大阪でも同様の傾向があるようです。

• 16歳・17歳にも200mL献血をさせない
• 16歳・17歳にしか200mL献血をさせない
• 16歳・17歳・その他400mL献血ができない人なら200mL献血を受け付ける
• 18歳以上の野郎で200mL献血しかしない人は理由を問わずお断り

など、さまざまなパターンがあるようです。中には公式ウェブサイトに200mL献血の受付時間を書いていない献血ルームもあります。回転寿司の日替わり品と同じようなものなのかもしれません。 口の利き方を知らない職員もいるようですので、不愉快な思いをしたくなければ、事前に「200mL献血でも受け付けてもらえるか」を血液センター・献血ルームに問い合わせをしてみましょう。

職員の態度が悪くない？

悪い人もいます。「役人以上に官僚的雰囲気の組織」(中の人談)ですし、公務員ほどマスコミも叩きませんから仕方がありません。 日本赤十字社血液事業本部に苦情を言っても「効果はほとんどない」(中の人談)ようです。不愉快な思いをしてまで献血なんてするものでもありません。どうしてもしたい場合はほかの献血場所をあたってみましょう。

けんけつ・どっと・こむについて

だれがやってるの？

ただの献血好きです。大した献血回数ではありません。そういえば、上限でもなんでもないのに、2008年の後半は1回もまだ献血してないや。

中の人が偵察に来たりしていますか？

まちがっているところをご指摘いただいたり、まちがっているぞと苦情の(略)を伝えてくださったりと、実にいろいろです。 不思議と、献血ルームで中の人に「見てますよ〜」などと言われたことはほとんどありません。

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