血液製剤の薬価

「おいもまいら、日赤はいくらで病院に血を売ってるんだか教えてください。」というお問い合わせメールがよく来るのでこのページを作ってみました。お問い合わせメールに対する回答になるよう主なものだけを掲載しています。(出典: 薬価サーチ・2013年11月に検索したものです)　ときどき改訂なんぞもあるようなので最新の金額はご自身で検索してお調べください。

おもな血液製剤の薬価

血液事業(日本赤十字社的には「献血事業」ではありません)には人件費や、献血ルームの家賃や、検査機器などに相応のコストがかかっていますから「タダ同然で仕入れた血を高値で売るとはけしからん」という批判は正しくありません。しかし、ぼーっと座ってえんぴつを転がしていたり、献血者が倒れてもオロオロしているだけで、裏では「糞バイト」と言われている日給33,000円～45,000円の問診医を雇い続ける必要があるのか、世間相場よりは恵まれているらしいにも関わらずさらに待遇の上乗せを要求するストライキや残業の拒否などについては、「法律で定められている・認められているから」というだけでなく、その必要性・妥当性を含めて日本赤十字社が主体的に再検討してもらいたいものだと強く思います。

また、世間の感覚とはズレた天下りの定義をして、「うちには天下りはいません」としらばっくれたり、国際赤十字からの割り当てとはいえ、日本人を拉致して返さない、日本にミサイルを向けているテロ国家に3,000万円をぽーんとあげちゃう日本赤十字社の態度が献血者や世間一般にどう見えるのかも考えてもらいたいものです。

なお、薬価は日本赤十字社が医療機関に売るときの金額ではなく、医療機関が患者や健康保険組合に対して請求する際の基準になるものです。一般的な健康保険(3割負担)の場合、以下の金額の約3割は患者本人負担、約7割が健康保険組合に請求されます。 (実際に日本赤十字社がいくらで医療機関に売っているかについては、「薬価差益はほとんどないから、だいたい薬価通り」(中の人談)だそうです。)

赤血球製剤

それぞれ200mL・400mL献血1人分に相当します。

赤血球濃厚液－LR「日赤」血液200mLに由来する赤血球 - 8,169円
赤血球濃厚液－LR「日赤」血液400mLに由来する赤血球 - 16,338円

血小板製剤

血小板成分献血1人分に相当します。

濃厚血小板「日赤」10単位約200mL - 76,812円
濃厚血小板「日赤」15単位約250mL - 115,207円
濃厚血小板「日赤」20単位約250mL - 153,610円

血漿製剤

血漿成分献血1人分に相当します。

新鮮凍結血漿-LR「日赤」成分採血450mL - 22,961円

最新の薬価(検索)

薬価サーチ
検索には正式な薬剤名の一部が必要です。例えば検索窓に「赤血球」「新鮮凍結血漿」「濃厚血小板」「人全血液」などと入れてみましょう。
薬価とは (薬価サーチ内)
一部を引用しますと「薬価とは、病院の薬の値段のことです。病院や薬局では、この値段をもとに会計し、その一部を外来窓口で請求します。」とのことです。
Google 検索結果(薬価)
Google 検索結果(薬価血液)

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非日赤系ですので、あっちへの苦情をこっちへは持ってきたり、あっちの苦情をこっちに持ってきたりしないでくださいｗ