ブータンの飛行機
- 空港
- 空港は1つ(パロ国際空港)、よって国際線しか存在しません。ちなみに滑走路の長さは約2,000mです。首都ティンプーから約50km・2時間弱です。
- 就航航空会社も1つ(ロイヤルブータン航空"DRUK AIR")のみです。
- ツーリストは旅行会社が送迎する(滞在中のすべての移動が公定料金に含まれている)ことになっています。
ブータンに住んでいる人でも飛行機に乗るようなハイソな方々は公用であれば職場の、私用であってもだれかの車で空港に行き来しますので、
以下の項目はあまり役には立たないと思われます。
- パロ空港近くに路線バスはありません。3kmほど歩けばティンプー-パロなどの路線バスが走っていますが、ティンプー-パロでも1日2往復しかありません。
- パロ空港にタクシーが数台いることがあります。時間帯にもよるが昼間であればティンプーまでNu.500/台で行くはず(ブータン人談)です
。Nu.700とかNu.1,000とかと言ってくるタクシードライバーはぼったくろうとしているのでしっかり値切りましょう。
ちなみにパロ市街やボンデ(上述の路線バスが通っている集落)からだと貸し切りの場合Nu.400/台、乗り合いの場合はNu.100/人です。
- 滑走路に沿った道を重い荷物ととぼとぼと歩いていると心優しいブータン人が「乗ってく?」と言ってくれるかもしれません。
- DRUK AIR について
- 路線はパロ-カトマンドゥ(ネパール)-デリー(インド)、パロ-カルカッタ(インド)-バンコク(タイ)、パロ-ダッカ(バングラデシュ)-ヤンゴン(ミャンマー)-バンコク(タイ)の3路線が基本です。臨時便などとしてこれらの区間運航やパロ-バンコク直行便が飛ぶこともあるようです。日本人ツーリストはバンコク便を使うことが多いです。
- 2003年夏ダイヤではデリー線が週に2往復、バンコク線が週に5往復(3往復がカルカッタ経由・2往復がダッカ・ヤンゴン経由)です。
- パロ空港は天候の都合(おもに雲)・有視界飛行のため欠航が少なくありません。DRUK AIR では乗り継ぎ便について「変更などの制限の航空券で24時間以上の乗り継ぎ時間を確保」をおすすめしています。(<そんな無茶な。) 「乗り継ぎができなくても DRUK AIR は責任を負わない」(航空券の注意書きより)が、「お気軽に係員にご相談ください」(機内誌"Tashi Delek"巻頭のマネージングダイレクターのメッセージより)らしいです。
- 機材はBAe146-100を2機保有しています。72席(うち10席がエグゼクティブクラス)ですが、満席にすると気候条件によってはパロ空港を離陸できないらしく、
満席にはなりません。(58人までという話があります。)
- 座席配置はエグゼクティブクラスが2+2の4列、エコノミークラスが3+3の6列が基本です。A列とF列が窓側です。
- 料金は外国人料金でデリーまで片道340ドル、バンコクまで片道365ドル。ブータン人料金も存在します(約半額)。
くやしいけれどツーリストの使えるディスカウント料金はないようです。
(バンコク-カルカッタなどはブータンの外でならディスカウントされた航空券を購入することが可能なようです。)
- KUENSELによると「エアバスA319を2機の導入することを決定。2004年下半期に導入予定。現在のBAe146-100は売却予定」とのことです。
- 客室乗務員の訓練はタイ国際航空で行っているそうです。また、機内の通称「ゲロ袋」もタイ国際航空のものです。
DRUK AIR の BAe146-100
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DRUK AIR の着陸
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パロ国際空港ターミナルビル
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パロ国際空港内消防署
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DRUK AIR の離陸
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DRUK AIR からの景色(ダッカ→パロ)
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