応募から1次試験まで
- きっかけ
かなり以前から青年海外協力隊の名前は知っていましたが、語学だめだめな自分が青年海外協力隊に応募するとは最初は思っていませんでした。
給料は安い、休みは少ない、残業は多い(<自分はまだ少ないほうでしたが)当時の勤務先に嫌気が差したことが時期的なきっかけになった(<もっと早くてもよかった)
ことも事実です。あと、自分ではボランティア精神は旺盛だとは思ってはいませんが、自分の技術が途上国で役に立って、
それでいてなおかつ自分が海外で貴重な経験をすることができるのならばそれでよいではないか、と思い応募しました。
ちなみに応募時には北海道に住んでいましたが、訓練所入所に合わせて退職し実家に戻りました。
この点を頭の片隅において読んでいただけると混乱することなくお読みいただけるかと思います。
- 2000/10/29(Sun) ■ 募集説明会に参加しました。
少し前に平成12年度秋募集の説明会の告知ポスターを札幌市営地下鉄の大通駅の通路で見かけていました。
平成13年度2次隊(2001年9月派遣前訓練開始・12月派遣)で参加するなら平成13年度の春募集で応募すればいいのかなと思っていましたが、
説明会は無料ですし、資料を頂戴して話を聞くだけでも有意義かなと思いこの日に開催されたサッポロファクトリーでの説明会に行くことにしました。
説明会参加の事前予約も必要はなく、普段着でふらふらと開始時間に間に合うように会場に向かいました。
JICAに対して「お役所」のイメージを持っていましたが、実際には全くそのようなことはなく拍子抜けでした。会場の席はやや余裕がある程度(<難しい表現やな)でした。
内容は概略の説明・ビデオ上映とOB・OG隊員の方との質疑応答です。すっかり受験するつもりになりましたが1次試験当日はANAの超割(全国どこでも片道1万円の割引航空券)
で東京へ行っている日でした。が、予約をしていた羽田空港20:05発の便には十分間に合うでしょうとのことでしたので東京で受験することにしました。
(試験会場は札幌はもちろん、全国各地に設定されていました。)
ちなみに応募に必要な書類は説明会会場でいただけます。応募するなら説明会に1度は出ることをおすすめします。会場では1次試験の英語の問題集や青年海外協力隊の情報誌
「クロスロード」も購入できました。ちょうどシステムエンジニアが特集として掲載されていた号がありましたのでそれと英語の問題集を購入して帰りました。
- 2000/11/14(Tue) ■ 健康診断の費用を見積もっていただきました。
勤務先には青年海外協力隊への応募はシークレットにしていたので健康診断を受けに行くのには一苦労しました。あることないこと言って定時で退勤して、
とりあえず夜も受付している病院で健康診断の費用を見積もっていただきました。用紙に記載されている診断項目をご覧になってあっさりと「これ、全部するんですか?」。
見積結果はなんと13,000円でした。領収書を提出すれば6,500円までは青年海外協力隊事務局が負担してくださるので自己負担は6,500円となりますが高過ぎます^^;。
できれば他を探すことにしました。健康診断の受付は昼間のみとも言われたので「考えて出直してきます」と撤収しました。
- 2001/11/18(Sat) ■ 願書を発送しました。
かなり締切が近くなってしまいましたがようやく願書を発送しました。
- 2001/11/22(Wed) ■ 健康診断を受けました。
忙しい20日過ぎに有給休暇を取得することについては非常に複雑な問題があったわけですがなんとか有給休暇を取得して健康診断を受けることができました。
行った病院は当時のすみかの近所の平和そうな(?)病院です。この日を選んだのは夕方から別のイベントがあったからなので、
健康診断がこの日でなければならなかったというわけではありません。(健康診断書は1次試験当日に持参・提出となっていました。)
項目を見てやはり「これ、全部するんですか?」と言われましたが、全部していただかないといけません。ということでまずは見積開始です。
「高いほうの検査にしますか?安いほうの検査にしますか?」「結果さえ書いていただければもちろん安いほうを希望です。6,500円しか出ないのですよー。」
こんな調子で最後にはおまけまでしていただいてお値段は8,500円。どうやら文書料や診察料はタダになってしまい、8,500円は検査料そのもののようです。
医者も驚く項目数(<特に血液検査)、これをできるだけ減らして健康診断の自己負担が少しでも安くなるようにしてくださることを希望します(>JICA)。
身長、体重、視力、聴力と尿検査、血液検査があったと記憶しています。
壁に貼ったきりんさんの目盛りで身長測定とはなかなか懐かしい体験をしました。さらに「175cmくらいでいいのかな?」・・・。いいんかい、こんなんで^^;。
- 2001/12/03(Sun) ■ 受験票が届きました。
1次試験の試験日のちょうど1週間前のこの日に受験票が届きました。
- 2001/12/05(Tue) ■ 健康診断書を受け取りに行きました。
何か理由をつけて定時で退勤すれば病院の受付時間内に滑り込みができる唯一の曜日が火曜日でした。ということでこの日に健康診断書を受け取りに行きました。
が、血液検査で検査しなければならない項目のうちの1つが抜けていることがわかりました。再度採血となりました。
当時のすみかがすぐ近くでしたのでできあがった健康診断書は病院の方にすみかの郵便受けに入れておいていただくことにしていただきました。
- 2001/12/06(Wed) ■ さらに記入漏れが発見されました。
出勤前に病院へ寄ると関係者と思しき方が除雪作業をされていました。事情を説明して再度郵便受けに入れていただくことにしていただきました。
- 2001/12/09(Sat) ■ 東京へ移動しました。
地下鉄麻生駅06:20発の空港連絡バスで千歳空港へ、そして千歳07:50発のANA50便で羽田空港へ移動しました。機内で某氏(中山競馬場が目的地)と合流し、
京浜急行で品川へ移動、品川駅から徒歩数分のローソンのロッピーで宿を探しました。その結果、今夜のお宿は大森駅前の某ビジネスホテルと決定しました。
サービス料込みでロッピー価格5,500円(消費税は別)でした。
京浜東北線と京葉線を乗り継いでそれから予定通り(?)舞浜駅前で献血好きな方々(大船方面&大宮方面の方々)と合流し、東京ねずみーランドの門前町「イクスピアリ」
の中に今年の7月にできたばかりの献血ルームで献血をしました。お美しい看護婦さんに激励のお言葉などを頂戴してしまいました。
それから同じルートで大森に戻り、宴会をしてから1次試験での提出書類を書き上げて(<こら)寝ました。
今日は休日だったはずですが予定が変わって出勤日となっていました。もっとも勤務先の都合に合わせるつもりなど翼状針の先っぽほどもありませんでしたが、
「超割」のように変更のできない航空券はこのようなときにとても便利です。(繰り返しになりますが1次試験は全国各地で実施されます。
東京までわざわざ出てくる必要はありません。)
- 2001/12/10(Sun) ■ 1次試験当日です。
昨夜はそこそこの時刻に寝ましたのでそこそこの時刻に起きることができました。京浜東北線と山手線で渋谷へ、そこからは東急で三軒茶屋まででした。
試験会場は住宅地の中の日本大学です。試験当日は同じ目的と思われる方が多数いらっしゃいましたのでそれについて行けばいなか者でも問題ありませんでした。
途中のコンビニも数軒ありますので、早い時間であれば食料の調達にも困らないでしょう。
試験は英語・専門・適性の3科目でした。英語は高校1年生程度(<か?)の問題がほとんどでした。例年どおりの構成のようでもちろん人造語の問題もありました。
パズルのつもりで解くとよいのではないでしょうか。ここで正しくその内容を説明できる自信がありませんので興味のある方は問題集(<説明会で購入可能)
などでご確認ください。すべてマークシートでした。
専門は職種ごとに問題の形式がかなり異なりました。システムエンジニアは初級システムアドミニストレータ程度の問題で、すべて3択でした。
ただ、この試験でシステムエンジニアとしての適性や実力などがわかるものなのかは大いに疑問です。
システムエンジニアを目指すならこのくらいのテストではそこそこの点数をとってほしい、そのような性格のものなのかもしれません。
適性についてはどう説明すればよいのかわかりませんが素直に指示に従ってください(<無責任^^;)。
試験終了後、三軒茶屋駅前の松屋で腹ごしらえをしてから、献血マニアの間では一気に注目を浴びた街・渋谷へ移動しました。
渋谷の街はまさに「人があふれ返る」という状態でした。昨日献血したばかりですので渋谷献血ルームには翼状針の先っぽほども用事はありませんが、
献血ルームが入っているビルの斜め向かいあたりの宝くじ売り場で年末ジャンボを連番で10枚だけ購入しました。
(結果は3,000円が3,000円+300円になって戻ってきました(^^)v。)
中山競馬場が目的地だった某氏とは帰りも羽田20:05発のANA75便の機内で合流することになっていましたが、見知らぬおじさんが隣の席にやってきてしまいました。
てっきり競馬にのめりこみ過ぎて航空券をだれかに売ってしまったあるは払い戻してしまったのかと思いましたが、
翌日に事情を聞くと25分ほど前に自動チェックイン機でチェックインしようとしたら「カウンターへ来い」とのこと、カウンターへ行くと「後の便になります。
どうしてもお急ぎでしたら1席だけ(予約していた便に)空席がありますが。」とのこと。どうやらオーバーブッキングというものだったようです。
自分は21:45ごろ発の麻生ゆきの空港連絡バスで帰りました。
合格発表は1/10に電子郵便で、不合格発表は1/10発送の普通郵便で届くようです。なお、1次試験の日に2次試験の試験日の予定を知ることができます。
2次試験は平日(しかも東京まで行くとなると1泊2日となってしまう)ですので勤務先との折り合い(?)をどうつけるか悩みましたが、
1次試験のできがそこそこだったこと、仮に平成13年度1次隊となると時間がないので年内にさっさと退職の話をしてしまうことにしました。
折り合いが付くとは思えない状況だったので^^;。(よい子のみなさんはマネしないことをおすすめします。)