NIKKEI NET http://www.nikkei.co.jp/news/main/20030320AT3K2000S20032003.html 長野県赤十字血液センター(長野市)の献血者登録者台帳から、住所や体重などの個人情報が流出していたことが、20日までに分かった。流出した情報は約1300人分で、エステ会社の顧客名簿作成に流用されたとみられる。 センターは昨年12月に事実を知りながら公表せず、日本赤十字社にも報告していなかった。センターによると、流出したのはコンピューターで管理している県内の献血者約1万8000人分の台帳の一部。氏名や住所、電話番号、血液型などが記録されている。 コンピューターは二台あり、職員や派遣社員計4人が担当。情報を引き出したとみられるのは派遣社員の女性(45)で、同市内でエステ会社を経営する男性の妻。昨年9月中旬、同センターを自己都合で退職した。同年12月、エステ会社関係者からの指摘で流出が発覚。女性が住んでいたアパートで台帳から作った名簿が発見されたという。 同センターは「献血者の善意に反する行為であり誠に残念。対応が遅れたのは事実で、再発防止に努める」と話している。〔共同〕 (09:50) 信濃毎日新聞 http://www.shinmai.co.jp/news/2003/03/20/018.htm 県赤十字血液センター(長野市)が管理している献血者の個人情報が流出しエステティックサロンの顧客名簿作成に使われていた問題で、同センターは昨年十二月、 会社関係者から五十人余の名簿流出について照会を求められながらほとんど調査せず、大半を放置していたことが二十日、分かった。 センターは二十日朝から照合作業を再開しているが、問題認識の甘さが浮き彫りになった。 センターによると、昨年十二月に会社関係者から流出を指摘され、顧客名簿のうち五十数人分の一覧表を示され、照会を求められた。しかし、 この時センターは四人の照合を終えた段階で流出があったと判断、そのまま放置していた。 その後、信濃毎日新聞の取材に対して「二十四人分の照会を求められていた」とし、十九日夜までの照合で二十一人分の流出を確認した。 さらに二十日朝になって一覧表の存在が分かり、あらためて照合を進めている。 センターには早朝から十数人の献血者が訪れたが、待合室の新聞記事に目を落としてため息をつく人も。月に二回は献血に訪れるという須坂市内の男性(67)は 「個人情報が流出したという話はよく聞くが、まさか献血者の情報とは…。善意を裏切られた感じだ」と憤慨。長野市内の会社員女性(30)は 「体重がエステ会社に知られていると思うとぞっとする」と怒っていた。 【2ちゃんねるニュース速報+板の関連スレッド】 |