献血日記@ブータン(1回目)
「東京なんぞで献血なんかするかー」と思いつつも日本国内ではひとまず最後の献血(血漿成分献血)を成田空港からの出国前夜に有楽町献血ルーム(東京都千代田区)
でしてから早くもそろそろ2週間(有楽町献血ルームの方々は親切でした。念のため。)、
前回が成分献血だったことをいいことにさっそく次の献血に来てしまいました。(前回に400mL献血をしていても献血をしに来ていましたが^^;。)
やってきたのはブータンの首都・ティンプー(Thimphu)にある、国内最大の総合病院 Jigme Dorji Wangchuck National Referral (JDWNR) Hospital の Blood Bank です。
受付時間は"Anytime OK !"(本当に24時間なのかどうかは不明です。)、休日は"Sunday and National Holiday"だそうですが、
そのようなことはあまり知らずに最初に Blood Bank へ行ったのは12/16(Sun)でした。おそるおそる(?)つたない英語で「献血したいのですが」と言うと
"Volunteer ?と聞かれました。血を売りに来たわけではないので素直に"Yes"と答えました。そしてノート(ドナーリスト?)に氏名・住所・性別・年齢を書きます。
(住所はわずか4文字"JOCV"でOKでした。) 「今日は検査だけね」ということで10mLほどの採血のみでした。
その場で血液型の仮判定、「A型ですね?」「はい、A型です」で終わりました。(おそらくその後にHIVや肝炎の検査などをするものと思われます。)
(血液型って"Blood Group"とも言うのですね。勉強になりました。)
「明日は祝日で休みなのであさって以降に来てくださいね」「あさっての夕方5時でいいですか?」「いいですよ。」 そんなわけで第1部は無事に終わりました。
さて、どきどきの12/18(Tue)、お知り合いにご同行いただいて(カメラマンとして?)JDWNRH へ向かいます。2日前に来たばかりですが、
やはり緊張しました。Blood Bank は病院の建物の中の少し奥まったところにあります。受付にたどりつくとずいぶん繁盛していました。すでに若い男性が4人ほどいました。
氏名を告げると受付の方が献血者データベース、もといドナーリストのノートをチェックします。
(停電にも負けない恐るべきアナログ技術、悪いことはできません。顔も覚えられていそうですし^^;。)
ここでも"Volunteer ?"と聞かれました。やはり素直に"Yes"と答えました。「まだ検査の結果が出ていないですね」
「ザイー!((ブータン人の驚きの表現です。))
今日はだめですか?」「大丈夫ですよ」ということで無事に奥の間にご案内されました。
奥の間(受付とシームレス)には検査用機器と思われるものがいくつか、血液の保存用の機材、採血ベッド
(歯医者椅子ではなくて病院の診察室にあるようなベッド)が2台、そして台ばかりがありました。ここにはKL-102もヘモクイックAC-183もないようです。
実回数205回目の献血とはいえ初めて献血する国・場所だけにやはり緊張しましたが、優しい針刺しのおかげで、日本での献血よりもむしろ少し痛くない程度でした。
採血量は250mLだそうですが、これがブータンでの標準だそうです。
(しかし「わずか」250mLで3か月「も」間隔をあけなければならないというのは献血好きにとってはかなりさみしいです^^;。)
献血中 撮影:うめちゃん
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などなどそんな話をしているうちに採血が終了しました。日本でする200mL献血よりもかなり時間がかかった気はしますが特に問題はありませんでした。
(その場で確認しましたが針は使い捨て、採血バッグは日本製と思われます(とある臨床検査技師さん談)。)
「休憩スペースでしばらく休んでから帰ってくださいね」ということですべて(?)が終わりました。
スタッフがいらっしゃるときには"Donor Room"の奥の"Rest Room"(トイレではなく、文字通りの休憩室です。)
でお茶とお菓子のサービスがあるそうですが、この日は残念ながらありませんでした。それより何より後日JICAブータン駐在員事務所のスタッフの方から聞きましたが
"Donor ID Card"(日本の献血手帳に相当します。)なるものをもらえるはずだったようです。
次回の献血のときにいただくことにしましょう。