ガサ温泉&ウォンディフォダンツェチュ [12th-16th September 2002] Part2
Gasa Hotspring & Wangdue Phodrang Tshechu
- 14th September 2002(Sat) ■ 3日目
ガサ温泉からガサゾン(城)もあるガサの街まで往復することになりました。高低差は600m、ブータン人なら1時間で登れるらしいですが8:30から10:30の2時間かかりました。
トレーニングと称していらない荷物をかついだりしているせいもありましたが・・・。(<言い訳) ガサの市街地(?)はゾンの他に10軒ほどの商店があるだけ、
「ここが県庁所在地?」と思いました。
最高裁判所に配属されている協力隊員のお知り合いということで、まずダショーティンペン(Dasho Thinpen=地方裁判所の裁判長)(ダショーゾンダ(Dasho Dzongdag=県知事)と同格)
のご自宅におじゃましました。ブータン人で初めて日本に留学(2年間)された方で、日本語もぺらぺら、近頃の若い衆は知らない日本の歌をご存じだったりと驚き桃の木でした。
その後、ガサゾンの中にも入れていただきました。大きくはありませんが、斜面をそのまま使った立体感のあるゾンです。電気はなく、
ゾンの屋根にソーラーパネルが設置されており、それでパソコンなども動いていました。地方裁判所の法廷を拝見させていただいたり、
ガサのツェチュの準備でラヤから降りてきていた少数民族ラヤッパにも会うことができたり(かわいい!)と盛りだくさんでした。
そして、そのつながりでダショーゾンダも交えて昼食をいただくことになりました。ダショーゾンダはフランスへの留学経験があるそうで、
山奥のゾンカックですがインターナショナルなゾンカックなんだなあと思いました。
ガサゾンへの道
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ガサゾン(1)
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ガサの市街地
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ガサゾン(3)
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ガサゾン(2)
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午後には仏様をゾンからちょっと上にあるラカン(寺院)に移すセレモニーがあって、それも見学させていただくことができました。ダショーゾンダ、
ダショーティンペンはもちろん、一部のオフィサー、お坊さん、地元の人、ラヤから降りてきたラヤッパ(Layapa)(「ラヤの人」という意味)
も並んで寺院に向かう姿は壮観でした。ゾンを15:00過ぎに出発しましたが下りは1時間ほどで温泉までたどりつくことができました。そしてこの夜も温泉三昧しました。
行列
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ラヤッパの少女
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- 15th September 2002(Sun) ■ 4日目
時折降りしきる雨の中、来た道を引き返しました。途中で首筋からヒルに侵入されてしまい、首筋からの献血、いや、流血の惨事となってしまいました。
ヒルに血を吸われても痛くもかゆくもありませんが、血がなかなか止まってくれず見た目と精神衛生上よくありません。
8:30にガサ温泉を出発して出発地点に着いたのは16:30ごろでした。途中の道は至る所でどろどろのぐちゃぐちゃ、ヒルの一件もあって(首筋の他に足は4か所吸われていました)
もうこの時期はノーサンキュー、そう思いました。
タクシーでプナカへ戻る途中、これから地質調査に向かう同期の協力隊員のキャンプサイトで止まりました。が、自分が乗っていたタクシーは止まった瞬間、
ダッシュボードあたりから白煙を上げたため、気が気でなく自分は世間話もしませんでした。(結局、運転手さんが修理できて事なきを得ましたがなんか怖かったなー。)
そんなこんなでプナカのクルタンのクンガホテルに戻ったのは19:00ごろでした。
ヒル(1)
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ヒル(2)
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- 16th September 2002(Mon) ■ 5日目
9:30ごろにクルタンを出発してウォンディフォダンへ移動しました。所要時間は約40分、ウォンディフォダンのツェチュを見るのが目的です。
日本人を含む外国人観光客がうじゃうじゃ^^;いて、かなーり現実に帰ってきた気分でした。市街地からゾンまでの数百メートルの道は初詣の参道を思わせる、
(女性のキラで)華やかな雰囲気で、人出も(ブータンにしては)「どこからこんなに人が出てきたんだろう?」と思いました。
いい場所は朝早くから来ていたと思われるブータン人、外国人特権?で割り込む外国人が押さえていましたが、
それでも適当に移動しながらいい場所を探すことができるくらいでした。特に知り合いに会うこともなく、のんびりまったりと見学できました。
ブータンに来てもうすぐ10か月ですがこれが自分にとって初ツェチュだったりします。
タクシーでティンプーへ戻ったのは15:00ごろ、そしてその翌日と翌々日はティンプーツェチュの3日目・4日目を見に行きました。すっかり休んだ(?)5連休でした。
ウォンディフォダンツェチュ(1)
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ウォンディフォダンツェチュ(2)
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ウォンディフォダンツェチュ(3)
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ウォンディフォダンツェチュ(4)
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