タクツァンへ行きました [19th May 2002]
Visiting to Taktsang Monastery
知り合いのUNV(国連ボランティア)の方がタクツァン(Taktsang)へ行くということでご同行させていただきました。タクツァンはパロ(Paro)にある有名な僧院で、
ブータン人にとっては大きな信仰の対象です。1998年4月19日に火災で焼失し現在は再建工事中です。パロの市街地の標高は約2,300m、
タクツァンの標高は2,900mと言われていますので単純に高低差は600m、そのごく一部は車で高度を稼げるので実際には500mくらいを登ることになります。
パロ市街地からドゥゲルゾン(Drukgyel Dzong)へ向かう道を途中で分かれます。以前はこの道から歩く必要があったようですが、
現在はタクツァンの修復工事の関係で車道ができていて、歩く距離を短くすることができます。うっそうと茂る針葉樹林の中が歩き始めの場所となります。
パロゾン
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タクツァンはこっち
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ほとんど登りだけです。ただし道は悪くはありません。旅行会社にオーダーしておけば馬で登るのもありのようで、至る所に馬糞が落ちています。
自分はもちろん^^;歩いて登りました。空気が薄いせいもあって(<自分の運動不足もあって)すぐに息が切れます。途中、エトメトの花を何度も見ることができました。
1時間ちょっとの登りで休憩所にたどり着けます。ここには展望台があってタクツァンを見ることもできます。
ルートからの風景
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休憩所からの景色
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休憩所からは林の中の道という雰囲気となり、登りは少しだけですが^^;厳しくなくなります。1時間弱でチェックポストがあります。
このあたりまでくるとタクツァンもかなり間近に見えます。チェックポストよりも先に入るためには文化特別委員会(National Commssion of Curtural Affairs)
が発行する特別許可証(Special Permit)が必要です。
チェックポストの近くからの景色
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チェックポストの看板
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チェックポストからは一旦かなり下らなければなりません。また、工事中の間は気を付けて歩かなければならないことは言うまでもありません。
頭上に資材運搬用のワイヤーが通っていて、ときどき資材が空を飛んでいます。最後に一気に登るとようやくタクツァンです。
修復工事の作業をしているところを通していただいての見学となります。修復工事の見学もできると考えるといいのかもしれませんが、
伝統あるお寺とイメージしてくると、新しくて((<修復しているわけですから)拍子抜けするかもしれません。
帰りは登り始めたところまで1時間少々、登りの半分の時間で行けると思います。
タクツァン (1)
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タクツァン (2)
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その後、パロゾン、ドゥンツェラカン(Dungtse Lhakhang)(外から)、キチュラカン(Kyichu Lhakhang)などを見学させていただきました。
夜のドゥゲルゾンは何か出そうと思わせる怖さがあります。
ドゥンツェラカン
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キチュラカン
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ドゥゲルゾンの夜
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夜のパロの街
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