新居へのお引っ越し [13th February 2002]
Moving to My Apartment
ブータンに赴任して3か月、ようやくすみかが決まりました。決まったのは同期の協力隊員の中で最後でした。とはいっても別に贅沢をしていたわけでもないのですが。
なんといっても家不足、ものがないから仕方がなかったのです、とほほ。配属先でお勤め先の方から「うちの斜め向かいの新築中の家が値下げしたよ」との情報をいただいて、
もう少しだけ値切っていただいてそこに決めました。
引っ越しをしたのはブータンの新年(<旧暦)、02/13でした。02/10にオフィスの車で大半の荷物(<段ボール5個とスーツケースと冷蔵庫と洗濯機)を運んでいただきましたが、
02/13にドミトリーに残しておいた荷物(段ボール3個)などをタクシーで運んで引っ越しは終わりました。本来なら一度で済ませることもできるはずだったのですが、
すみかには電気温水器がなく、シャワーを浴びることもできず、隊員連絡所は暖かいし・・・。それでも、それでも「えいっ!」と新居に移ってしまえば住めば都です。
新居はティンプー市街の西の斜面に広がる高級住宅街モティタン(Mothithang)にあります。1階に大家さん、2階がまるごと自分の部屋で、間取りはなんと4DK、
日本では一生住めないと思われる環境です。チャンガンカラカン(Changgangkha Lhakhang)から徒歩数分、窓からも見えます。
ベッドルームからの景色
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部屋からの眺め (1)
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部屋からの眺め (2)
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部屋からの眺め (3)
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チャンガンカラカン (1)
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チャンガンカラカン (2)
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「地球の歩き方105・ブータン'98-'99」にはモティタンについてこう書かれています。
「市街の西に広がる緩やかな傾斜地は、モティタン(真珠の湿原)と呼ばれる高級住宅地。(中略)旧モティタンホテルの上の山の斜面の一部はフェンスで囲まれ、
国獣ターキンが放牧される通称モティタン動物園となっている。」
いやぁ、真珠の湿原に動物園、このアンバランスさが素敵、そう思ってみたりもするのですが、その動物園にはこう注釈がついています。
「動物園と言ってもターキンなど数種類の動物が入っている柵があるだけの場所。」
向かいの山の自分の部屋と同じ高さに雲が見えたり、ときどき牛が散歩しているのも部屋の窓から見ることができます。
何はともあれ、ブータン協力隊員の住居の中では高度では一二を争う立地だけに眺望もいいですし、オフィスや街へはずっと下り坂で楽ちん、いい環境です。
(その分帰りはかなりつらいですが。)