NTTのダイヤル通話料をテレホンカードで払って節約

概要

家で使われずに眠っているテレホンカード、金券ショップでかなり安く売られているテレホンカード。これらを「NTT東日本」や「NTT西日本」の電話料金の一部(ダイヤル通話料)にすることができます。テレホンカードでダイヤル通話料を支払うことができるのは、「NTT東日本」または「NTT西日本」から請求されるダイヤル通話料(「NTTコミュニケーションズ」のダイヤル通話料が合算請求される場合はそれも含む)のみです。インターネットサービスプロバイダから利用代金が請求されるIP電話サービスや、「KDDI」や「ソフトバンクテレコム」など、「NTT東日本」「NTT西日本」以外から請求される電話料金についてはテレホンカードで支払うことはできません。

テレホンカードで支払う際には手数料が必要ですが、金券ショップでテレホンカードを買い叩かれるくらいならNTTでダイヤル通話料にしたほうがましかもしれません。また、一般に金券ショップでは磁気テレホンカードが50度数なら350円程度から、105度数なら750円程度からで売られていますので、わざわざ金券ショップで仕入れてそれをNTTに持参しても得になる場合が多いです。

テレホンカードは郵送またはごく限られたNTT営業窓口への持込が必要で、一時は手間や費用を考えるとあまり有利な方法とは言えない状態になっていました。また、以前には毎週のように週末にコンピュータの工事をして、事実上テレカ払いを拒否るケースもありました。とは言え、テレホンカードを死蔵させておくのは、NTTの思う壺ですし、最近では金券ショップでのテレホンカードの相場も下落してきましたので、有利さが増していると言えるでしょう。手間や費用の問題が許せば、できるだけまとめてダイヤル通話料としてNTTに払ってしまいましょう。結果的に節約・倹約になりますし、死蔵しているテレホンカードを減少させることは電話加入権を紙くずにするNTTへのせめてもの抵抗です。

支払えるもの
- NTT(「NTT東日本」または「NTT西日本」)から請求されるダイヤル通話料
- NTT(「NTT東日本」または「NTT西日本」)から請求されるダイヤル通話料割引サービスにかかる定額料・定額通話料
支払えないもの
- 基本料
- 付加サービス利用料(キャッチホンなど)
- NTT以外から請求される電話料金

詳しくは次のウェブページをご覧ください。

支払い箇所・手数料

天下の大NTTさまのことですから「余っているテレホンカードを電話料金の支払いに使わせてあげます」「交通費自己負担で持参しなさい・送料自己負担で送付しなさい」「高給取りのNTT社員が数えて点検してあげますから手数料を払いなさい」「公衆電話が少なくなったからテレホンカードはいらない？そんなのNTTの知ったことではありません！」と考えているのかどうかはわかりませんが、支払い箇所、手数料は次の通りです。

支払い箇所
- NTT東日本: 手続きの詳細は116へ(NTT東日本のごく一部の営業窓口でも可能)
- NTT西日本: 手続きの詳細は116へ
手数料
- 磁気テレホンカード: 1枚52.5円(消費税など込み)
- ICテレホンカード: 1枚105円(消費税など込み)

FAQ(よくありそうな質問)

NTTコミュニケーションズの通話料は支払い可能？
合算請求(「NTT東日本」または「NTT西日本」からの請求)になっている場合は可能です。
105度数のテレホンカードは？
1,000円分のダイヤル通話料になります。1,050円分にはなりません。
金券ショップでいくら以下でテレカを買えばお得？
50度数のテレホンカードなら447.5円未満、100度数・105度数のテレホンカードなら947.5円未満であればNTTに支払う手数料を考慮しても得ということになります。ただし、実際に得になるかはNTT営業窓口までの交通費やテレホンカードを送るための送料なども含めて考える必要があります。
電話料金を口座振替で支払っている場合は？
口座振替を解約する必要はありません。ダイヤル通話料に充当したい電話番号を申請すれば、手続き後、次(タイミングによってはさらにその次)の請求のダイヤル通話料に充当されます。
まとめ払いは可能？
可能です。というか手間・交通費・送料を節約・倹約するためにまとめ払いをおすすめします。まとめ払いをした場合、ダイヤル通話料請求額を超える余剰となる分は次回以降の請求で順次ダイヤル通話料に充当されます。

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