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献血カード北海道版の疑問と問題点

献血カード北海道版の疑問と問題点

「献血カードシステム」にはすばらしい点がたくさんあると書きましたが、もちろん疑問がないわけではありません。

顔写真?

献血カードの顔写真を入れるために容量の大きなカードを採用したのか、あるいは容量が大きなカードゆえ顔写真をいれたのかはわかりませんが、 献血カードを忘れられてしまえば意味をなしません。確認をするためのものが確認に使えないとすると、1枚1,000円もするらしいような献血カードに登録する必要はない のではないでしょうか。 確実に確認をするためなら、カードにではなく、血液センターのコンピュータにデータを入れるべきです。このご時世、 携帯電話やPHSでもインターネットに接続できるわけですから・・・。

献血者の健康管理に役立つ?

血液センターや献血ルームの問診医は極めて暇そうにしていて、本を読んだり、貧乏揺すりをしているのも珍しくなく (特に献血カードな島がそうだというわけではありませんが)、献血者が来てもえらそうに血圧を測るだけで、服薬や海外渡航歴、 その他問診事項にひっかかりそうなことがあるとめんどくさがって献血を断るということもあるようです。 そうすると「どこどこではできたのに、ここではめんどくさがってあーだこーだと言われて結局献血できなかったさー」 と言う噂はあっという間にインターネットを駆けめぐって、悪評が立ちます。(当たらずとも遠からずです。) ついでに無言で血圧を測って無言で問診票に記入して、 無言で看護師さんに問診票を手渡す問診医がいる、なんてことはあえてここには書きません。 (あくまでもそういう問診医が珍しくない、というだけで、もちろん非常にフレンドリーな問診医、 詳細な説明をしてくださる問診医もたくさんいるということはここに明記しておきます。)  そんな問診医にだれが健康相談をするのか、常識で考えてみればわかることです。

また、献血カードな島の外では病院などに持っていくと検査データを活用してもらえるようになると信じていらっしゃる職員氏もいらっしゃるようですが、 たいていの病院は自分のところで検査して検査料で儲けようとすると思いますが、いかがでしょうか? 管理人は何度か検査結果はがきを持っていったことがありますが、 相手にしてもらったことはただの一度もありません。献血カードを考えた方は内部でも絶大な権力を誇る偉大な医者で「天皇」と呼ばれる方であったとお聞きしますが、 実際、病院などに持っていくと検査データを活用してもらえるようになるとお考えだったのでしょうか?

個人情報の保護?

献血手帳には住所や電話番号も表示されていましたが、献血カードでは献血者コード・氏名のみが表示されているので、万一落としても悪用される可能性が低い、 というメリットはないとは言えません。ですが、献血手帳に住所や電話番号が書くことが問題なのであって、献血手帳にわざわざ書くのをやめればよいだけです。 献血カードのメリットとして自慢することではないと思います。

まとめ

つまり、献血者の健康管理のためにデータを還元するというのはまさに建前であり、輸血用血液の安全性確保にも「献血カードシステム」だからという効果はない、 ということになります。献血者コードですべてのデータを管理する、という本来のコンピュータデータベースの考え方からすれば献血者の献血者コードさえわかればそれでよいのです。ならば 献血手帳に何の不足があろうか献血カードシステムに巨額(らしい)の費用をかける必要があろうか、と思うのです。

ただし、献血カードシステム自体は1991年から検討されていましたので、現在のコンピュータを取り巻く環境をベースにその開発すべてを否定することはよくないこととは思いますが。

最後に

献血カードシステムの大きな失敗で見逃せないものは献血マニアの少なからずいる「スタンプ貯めたいマニア」を敵に回してしまった ことです。「無償の・善意のボランティア行為」と称している献血に、「献血手帳にたまる日付・血液センター印がたまらなく快感」と魅力を感じている方も少なくありません (きっと=管理人調べ(こら))。某ブロック血液センター連盟の公式サイトでも「観光記念献血」の文字も見受けられますが、スタンプが「記念」になっているのではないでしょうか?  ビッグコミックスピリッツに旅行献血(しかも北海道)を題材にした4コマまんがが掲載されたのもその表れかもしれません。 献血カードな島において、献血カード導入当初はかなり敵視されていた(としか思えない)献血手帳も、現在ではかなり寛容になったように思えますが(なんちゅう表現だ)、 それでも、献血手帳をすでに回収されてしまった献血カードな島の献血マニアにはあまりにも寂しい限りです。 「献血カードは北海道内の優良献血者の囲い込み作戦」との評判は献血カードシステムの正式導入当初からごく(?)一部でありましたが、 そのような目的だとするとあまりにも残念です。(と書けば上品ですがはっきり書いちゃえばええかげんにせい、と言いたいです。)

ところで初歩的な疑問ですが、献血手帳を強制回収されちゃった献血者が献血カードな島の外にお引っ越しをしたらどう説明したらいいんでしょうか?  「献血手帳はあったんですけど、回収されちゃって・・・」と言って新しい献血手帳をいただくことになることになるとは思うのですが、 それでも献血手帳は全国共通なのでしょうか? どこぞのパンフレットには「献血手帳はあなたの善意の記録ですので献血の際は必ずご持参ください」 などと書いてあった気もしますが。

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